重岡くんとの理想の恋の始め方5選


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というわけで!!!書きます!!!!!パラレル要素強めのひどい妄想ですが大目にみてください!!!いざ!!!!!

 

 

「重岡くんとの理想の恋の始め方5選」

 

①クラスの中心的存在男子重岡くん

  終業式を終え、遂に夏休みがやってきた!とりあえずこの後どこ行く?!と黒板前でワイワイ賑やかにしているキラキラ男女の中心にいる重岡くんと、教室の後方の席からそれをどこか遠い国の出来事のように見つめている自分。ああいうタイプの人たちと関わりを持つことはきっと一生ないんだろうな、と思いながら荷物をまとめて帰ろうとした矢先、「あっ〇〇さん待って」と声を掛けられる。普段周囲には『委員長』としか呼ばれていなかったため不意に苗字を呼ばれてどきりと胸が高鳴る。呼ばれるままに振り向くとそこには重岡くんがいて、「これからカラオケ行くんやけど、〇〇さんも一緒に行かへん?」まさか誘われるとは思ってもなかったので返答に詰まっていると、「はい決定!」という言葉とともに肩をぐっと引き寄せられ「おーい一人追加で!」とあれよあれよという間に事が進んでいってしまう。困惑した表情で隣の彼を見上げると、眉尻を下げ「いや、あいつらが、〇〇さんと仲良くなりたいーって言ってて」と話したあと、少し間を置いて「…まあ、一番言ってたんは俺やけど」とはにかむ重岡くん。黒髪の合間から見えるその耳が少し赤いことに気づいて、けたたましく鳴り響く心臓の音ともに恋に落ちたい!!!!!!

  口実をあっさり明かしちゃう重岡くん、好きだ!!!!夏休み前に連絡先を聞きたかったけど聞けなくて、最後のチャンスとばかりにぐいぐいいってみる重岡くんいいぞ!いいぞその調子だ!!!このあと重岡くんのグループと少しずつ一緒に過ごすようになるんだけど、周囲の友達がフレンドリーに名前で呼び始めるから「俺だってまだ苗字で呼んでるのに…!」って悔しがるのも良き。しれっと名前で呼ぼうとするもできず「下の名前、で、呼びたいんやけど」とかお伺い立てちゃう純情岡くんを想像しただけで蒸発しそう。つらい。好きです。

 

②二つ下の義弟重岡くん

   バイトで遅くなる、という重岡くんのご飯を作ったあと、少し心配でリビングで待っていたらいつの間にか眠ってしまった。日付が変わるころ、ガチャ、と控えめに玄関が開く音。(帰ってきたのかな)とぼんやり目が覚めるものの、まだ半ば夢の狭間を彷徨っているような意識で瞳は閉じたまま、リビングにそっと入ってくる彼を迎える。机に突っ伏して寝ている姉の姿を見て、一瞬息を飲んだような空気が伝わってくるが、すぐに呆れたようなため息とともに「どこで寝てんねん」という声が降りてきた。てっきりそのままどつかれて起こされるかと思っていたら、ふわりと優しく肩にブランケットを掛けられる。そしてそのまま頭をくしゃくしゃとゆるく撫でられ、しばしの沈黙のあと「…俺の夢、見てたらええのに」と愛しさと諦めと苦しさの混じった声で呟くのを聞いてしまい、恋に落ちたい!!!!!!!!!

 義弟重岡くんという言葉に詰まっている無限大の夢。重岡くんは小さい頃から好きだったやつだよこれ… 高校に行っても大学に行っても目移りせず一途に想ってるんですよ…アーメン。次の日もいつも通りに弟を演じる重岡くん見たい…健気…そういう健気な男の子、大好きです…アーメン。姉が会社帰りに雨に降られて駅で困っていると「おかえり、今日傘忘れたやろ」って笑顔で傘持って待っててくれる義弟重岡くん欲しすぎる。

 

③同期入社の重岡くん

   大学の同期でもあり、たまたま同じ会社に入社が決まった重岡くん。大学の頃はたまに講義で顔を合わす程度だったが、入社後新人研修を通して意気投合し、時間が合うときにはお互いに誘い合い気軽に飲みに行くような間柄に。ある日、会社の飲み会で、他部署の先輩が「重岡、お前〇〇ちゃんと大学同じだったんだってな」と話し掛けているのを耳にし、目の前の上司の話を聞くふりをしながら二人の会話に耳を澄ます。その後も嫌に上機嫌な先輩を適当にあしらいながら相手をする重岡くん。ふと先輩が周囲を気にする素振りを見せたあと、「〇〇ちゃんの連絡先教えてくんない?」と尋ねるのを聞き、女癖の悪さを噂で聞いていたこともあって背筋にぞわりとした気持ち悪さが走る。でも直属の先輩だし断れないだろうな…という諦めの思いとともに零れたため息をかき消すように「あー無理です、知らないんで」と飄々と、でもそれ以上相手に有無を言わさないような口ぶりできっぱりと断る声が聞こえ、予想外の言葉に早鐘のように鳴り響く心臓。飲み会終わりに「さっきはありがとう」と声を掛けると「何のこと言うてんのか分からん」とはぐらかす重岡くん。「それより次の店行くで」と手を引かれるままに、二次会に向かう同僚たちと反対方向に二人で歩き出したい。繋いだ手から伝わる彼の手のひらの熱さに胸がぎゅっとつかまれるような気持ちになり、正に恋に落ちるべくして落ちたい!!!!!!!!

  重岡大毅にぶっきらぼうに手を引かれたい。その一心で生きています。二人で抜け出しても終電はきちんと気にしてくれるし駅まで送ってくれる重岡くん、惚れる。付き合ったあとに「あの飲み会のときは正直焦った」みたいに思い出話をしてくれ~~!!!このことで遊び人の先輩にその後目を付けられるも仕事をこなしてきっちり黙らせる重岡くん、惚れる。本当に、惚れる。

 

④近所に住んでる幼馴染の重岡くん

「知り合いの人がくれたんだけど、折角だから大ちゃんと行ってきたら」とお母さんに渡された映画のチケット。なんで大毅なんかと…と思いながらも、前から観に行きたいと思っていた映画だったのと母からの強い勧めに折れ、仕方なく電話を掛ける。明日映画観に行かない?と誘うと、電話の向こうで普段の彼らしくない、至極動揺した声が聞こえたが、すぐに「ちょうど暇やったし、行ってやってもええよ」といつもの調子の返事が返ってきた。その後待ち合わせ場所などを淡々と決め、決して長いとも色があるともいえない電話を切る。真っ暗になった画面を見つめ、そういえば大毅と二人で出かけるのは久しぶりかも、などとぼんやり考えていると、小さな泡がはじけるような音とともにメッセージが届く。見ると送り主はさっきの電話の相手で『ごめん、明日のボーリング俺抜きで行って』。一瞬わけが分からず戸惑っていると、すぐに通知音が鳴り響き、送り先を間違えたこと、明日は本当に予定がないこと、それ以前にさっきのメッセージのことは忘れてほしい、といった内容が矢継ぎ早に送られてきた。そして一呼吸おいて最後のメッセージ、『忘れてくれるんやったら、明日家まで迎えに行ったる』。ふと、毎朝一緒に登校していた小学生の頃を思い出し、笑みがこぼれるままに「分かった」と返信。静かになった部屋で、明日何着ていこうかな、とクローゼットを開けながら優しい恋の歌を口ずさみたい。

  幼馴染のツン岡~~!!!!思春期を経て幼馴染と距離を取らざるを得なかっただけであって、きっかけさえあればまた小さい頃のように仲良くしたいと思ってるというアレです。間違えてメッセージ送っちゃった後、間違いに気づいたときの重岡くんを想像するとアツい。相当アツい。訂正内容もかなり矛盾してることも含めてアツい。当日はちょっと気恥ずかしそうな顔で迎えに来るし、時間ばっちりに玄関の前にいるのを見つけて可愛い服着てるのをほめたかったのに「遅刻魔のくせによく寝坊せんかったな」とか軽口たたいちゃうやつ~~~可愛い~~~!!ちなみに重岡くんは何の服着ていくかを幼馴染ちゃんの百倍悩んで、結局いつものラフな格好に落ち着くという典型的なデート前のヒロインみたいなことしてる。可愛い。

 

⑤笑顔の裏に闇が巣食う同級生重岡くん

 夕日に染まった誰もいない教室、『忘れ物を取りに来た』と戻ってきた重岡くんと偶然二人きりになる。こんなところ、重岡くんに熱を上げてる女子たちに見られたらなんて思われるか。すぐに教室から出ていこうとすると、「 〇〇って俺のこと嫌いやろ 」と唐突且つ確信をもった言葉に、反射的にびくりと肩が震える。心当たりがないわけではなかった。というのは、最近、重岡くんとよく目が合うこと、そのたびに手を振られたり笑いかけらたりすることが何故か増えていた。そのことを取り巻きの女子たちに問い詰められたことがあり、これ以上無用な争いに巻き込まれたくないという思いから、意識的に彼を避けるようにしていたのだ。「誤解させたならごめんね。じゃあ、私もう帰るから」とその場を離れようとすると、不意に手首を掴まれ引き寄せられる。離して、と言いかけた唇は、彼の射すくめるような冷たい視線に凍りつく。「はよ帰らななあ。だって今日は習い事に行ってる弟を迎えに行く日やし」「あと15分したらいつもの電車来るしな。3両目の端の席、今日も空いてたらええな」「そういえば、昨日はパートで遅くなるおかんの代わりに晩飯作ったんやろ?えらいよなあ、〇〇は」誰も知らないはずの情報を、至極楽しそうに話す重岡くん。「…『重岡くん』は、どんな時でも明るくて、笑っていて、周囲に好かれる好青年、ってか」まるで何かの呪文のように、抑揚なく呟く声から滲む得体の知れない恐怖に、ぞくり、と心臓を掴まれる思いがした。重岡くんの手が、するりと首元へ伸びて、まるで舐るように、肌の細胞の一つ一つをなぞるように、ゆっくりと撫でていく。私はもう蛇に睨まれた蛙だ。瞬きをすることすら、許されてはいなかった。「ほら、」重岡くんは唇が耳に触れてしまいそうなほど近くで、小さく、だけどはっきりと囁いた。

 

「もう、逃げられない」

 

 ちょっとおかしなこと言ってもいい?笑顔の裏に闇抱えてる重岡くん最高じゃないですか!?!?そういうの大好きだ!!!!!!!!パブリックイメージのもとで好きな子にアプローチするも避けられるようになったので本腰入れて手に入れようとするパターン…!あのお日様みたいな重岡くんの瞳に冷たい光が宿る瞬間、とても見たい…ぞっとするほど美しいに決まってる…重岡くんに闇を見出す属性のオタクでごめんなさい!!!

 

 以上、「重岡くんとの理想の恋の始め方5選」でした。他にも、教師と生徒、御曹司重岡くん、野球部の重岡くん、などなど色々な方法で始めたいのですがここまでとさせていただきます!どんな恋の始め方にもかっちりハマる重岡くん、本当にリア恋案件だよ…つらい…かっこいい…無理…かっこいい…(以下ループ)お付き合いいただきありがとうございました!それではまたどこかで!